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この記事はえらてんチャンネルのYouTubeの内容を文字起こした記事になります。こちらの記事で紹介した動画は、記事の最後にリンクしています。個人的に大好きなYouTubeチャンネルの1つで、歯に衣着せぬ物言いがたまりません。動画を見るほど時間が無い人はこちらの記事が役に立ちます。えらてんチャンネルで他に文字起こした記事はこちらのカテゴリーよりご覧ください。
宗教.jpでも天理教の特集を組みました、興味ある方はどうぞ。↓
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毎度おなじみ島田先生にお越しいただきまして、天理教についてお話しいただけるという事で、僕天理教にはあまり詳しくないというか、布教所というのが2か所くらいある、結構多いですよね、数が。時々カンカンカンとかやりながらドンチャカやりながら歩き回ってるというイメージがあって、凄い大きな組織なように見えるんですけれども、創価学会のように政治的に目立っているわけでもなく、実態がつかめないということはあるんですが、その辺ちょっと詳しくお聞かせいただきたいなと思いまして、宜しくお願いいたします。
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天理教の実態とは
天理教は、奈良県の天理市に本部があるんですよね。市に宗教団体の名前がついてるのはここだけです。天理市には教会は、天理教の教会はかなりお金を出してます、やはり。天理市の駅に降りてみると、おかえりなさいって書いてあるんですよね。なんでおかえりなさいっていうかというと、天理教の教会本部の真ん中に、おぢばっていうのがあって、そのおぢばっていうところから人類が誕生したっていうのが天理教の主張なんです。
ここが人類発祥の地だよと。
そうです。人類発祥の地だからみんな帰ってくるのはおかえりなさい。誰でも。だから教会本部っていうのはかなり巨大な建物ですけど、24時間開いていて誰でも入る事が出来るっていうそういう組織です。
歴史的にはどういうような感じなんでしょうか。天理教は。
これは江戸時代に中山みきっていう人がいまして、この女性が神がかりをするようにどうもなったんですね。
今でいえば一種の精神病?
そうです。お産を経験してその悪影響みたいな、産後のいだちが悪かった、そういうことが影響してるみたいなんですけど、それによって特別な力を身に付けることが出来たみたいで、周囲にはお産の神様みたいな形で信仰されるようにだんだんなってきたんです。そこが始まりです。本格的に広がり始めるっていうのは幕末になって、明治が近づいている頃に段々勢力が拡大していくと。
現在の天理教
現在の信者数ってどれくらいになりますか?
そうですね、戦前はおそらく天理教は日本で一番の新宗教ですね。百万を超えて数百万いたんだと思うんですけど、現在は公表では百何十万ってことになってますが、実質では5、60万くらいじゃないですかね。
結構創価学会に次ぐ規模はありますね。日本の二大新宗教って創価学会と幸福の科学みたいな風に語られるんですけれども、
幸福の科学小さいですからね。
幸福の科学は非常に小さい、幸福の科学は目立っているけれども1万人くらいしかいないだろうと。宏洋さんも1万2000人くらいしかいないだろうと仰ってましたけれども、創価学会と並ぶのは天理教といっても過言ではないと。
そういうことですね。
天理教の教義
天理教の教義というのはどういう風になるのでしょうか。
これはわりと分かりやすい教義で、自分たちの体というのは神様から借りものであると。で、そういうものに生きていくと色んなほこりっていうのがくっつくと。そのほこりを清める事っていうのが大切で、それによって病気も治るとか、そういうことを主張しているんですね。
借りものなんて主張はキリスト教とかでも見られる。神様から一瞬借りてるもので神様に綺麗にお返しするみたいな感じの。実際にやることっていうのは、週何回集まるとか、カンカンカンって鳴らしながら。鳴らしながら歩くのはどういう意味があるんですか?
これは、かぐらづとめっていうおつとめというのがあって、神様に喜んでもらうためにみんなで集まって神楽で踊ると。「あしきをはろうて助けたまえ天理王のみこと」とかっていうのを唱えて、それをおつとめというのを朝晩やるってことがまず基本なんです。
毎日朝晩みんなやってから、それで時々集まってみんなでやると。
で、陽気暮らしっていうのが天理教の基本的な目的なんですよ。みんなが陽気に生きることができるっていう事が目標で、そのために踊ったりするわけです。
いい宗教っぽいですね。
天理教の特徴
天理教の凄いところは、三か月にわたる修養科っていうのがあるんです。これ研修会です。三か月にわたって天理市に泊まって研修を受けるっていう。これかなり大変ですよね。
仕事あったらやめなきゃいけない。
そうです。何をやるかっていうともちろんおつとめもやるし、教義についても勉強するし、ひのきしんていうのが、これはボランティア活動みたいなもので、ひのきしんの代表的なのは、教会本部の巨大な建物を塵一つなくきれいにするっていうのがひのきしんの基本です。布教でこれは、にをいがけって言うんですけど、単独布教って言って街中に出て行って、さっきのこういうのを叩いて、拍子木を叩いてそれで天理王のみことっていう風に唱えて布教するっていうのが布教のやり方なんです。
天理教の勧誘実態
私天理教の布教って受けたことないんですけどどのへんでやっているものですか?
街頭でたまに東京でもそうですけど、天理教の人たちが何人かで歩いてそのにをいがけをやってるってことを見かけることありますね。だけど重要なのはやっぱり修養科で、これ体験があって私の大学の宗教学科の後輩に、天理教の教会長の息子っていうのがいたんです。修士課程の中でいくと、夏休みっていうのがあるからその期間に修養科を済ませて置こうっていうんで修養科に彼は行ったんです。彼はもともと結構どちらかというといい加減というか、そんな信仰心があるように見えないタイプだったんです、彼は。ところが三か月の修養科を終えて帰ってくると、どうなったかっていうと、もう自分は大学を辞めると。信仰活動に専念すると。で、なんか人間も変わってましたね。いかにも信仰者っていう。だから修養科の三か月の間の中で彼の中に回心体験っていうのが起こったみたいなんですよ。
もともとがお産の宗教だったこともあって、みんな子供が産まれることが多くてその子供が入信するだけでも数が維持できているみたいなこともあるんでしょうかね。
若い世代が修養科に入ることによって信仰を強めていくと。そういうのがまだ生きているんで、他の新宗教なんか軒並みどんどん減ってますが、天理教はそれに比べるとまだある程度の規模維持していますかね。
天理教の評価
創価学会と幸福の科学みたいに言われることが多いですが、実は相当デカい、天理教と。天理教と創価学会っていうのがほぼほぼ日本の新宗教二大といってもいいんじゃないかという。
特に関西に行くと天理教がいかに規模が大きいかよくわかります。
天理教は☆4!社会との軋轢を今までやってきたから、これからはやんないだろうというのがあるのと、教義自体がなかなかオーソドックスで陽気に暮らそう、掃除しようという事で私の店とか凄い汚いんで、掃除しようかなという気持ちになりましたので、今回は☆4とさせて頂きます。☆1個削れたのは、聖書とか旧約聖書、新約聖書、クルアーン、仏典みたいに、明確に定まった経典っていうのがなくて、中山みきさんの言ってた言葉っていうのに頼って、それも二代目の飯降伊蔵さんという方が弄れちゃうというか、その意味で人為的な宗教といいますか、経典によらない宗教なんだなぁと印象がありまして、その点については私の中ではマイナスポイントという風にさせて頂きます。
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天理教には中山みきが書き残した「おふでさき」という教典があります。あと、旧約聖書は執筆者不明でキリストの生誕以前に書かれており、ユダヤ教やイスラム教も正典として利用していますが、それぞれの解釈が異なるため長年にわたって争っているようです。また、新約聖書はキリストの死後に複数の人によって書かれたとされています。ご参考まで。