お遍路とは

お遍路

(2019.11.20更新)

お遍路とは日本三大巡礼の1つ【人生で一度は訪れたい聖地】

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お遍路とは一体何か。意味、地図(マップ)、距離、日数、お手軽に参加できるツアーや、歩き遍路だけでない人気を集める自転車遍路、グッズや服装、功徳を3倍にするお遍路の技「逆打ち」、お遍路必須アプリなどを紹介 …


お遍路さんの特集はこちらの目次よりどうぞ。↓

第1回 四国遍路入門【歩き?車?バス?自転車?何で行く】

第2回 お遍路さんの目的は3つ【あなたはどれを選ぶ?】

第3回 お遍路の意味【完全解説保存版】

第4回 お遍路とは日本三大巡礼の1つ【人生で一度は訪れたい聖地】

総集編 お遍路で知っておくべき4の常識【特集まとめ】

お遍路とは何でもありです。

歩きだけでなくバイクでも何の問題もありません。衣装も笠や白衣などのお遍路用品を準備せず、私服で巡礼しようがお構いなしです。高知を始め、四国の札所には外国人の姿も増え英語の標識も増えているようです。

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お遍路とは

お遍路とは

お遍路とは仏教(真言宗)の修行の1つです。

空海(弘法大師)が四国八十八ヶ所の寺院を礼拝し修行した事で、その道中を遍路道と呼ぶことからお遍路と呼ぶようになりました。お遍路はまたの名を四国遍路と呼ばれ、当初は大師の後を追う修行僧や修験道たちが多かったものの、お遍路が大衆化され自分探しの旅や観光などとして注目を集めています。

昨今では、神社仏閣巡り(パワースポット)の人気とも相まって年間10〜30万人ものお遍路さんが集うようになりました。

お遍路の意味とは

お遍路 意味

お遍路には様々な意味があります。

本来のお遍路は宗教的な修行としての意味合いが強かったのですが、現在はお遍路さんの目的の数ほど意味があるとも言われ、お遍路の意味も多様化しています。

一般的にお遍路の宗教的な意味は大きく3つあり、生きている人が亡くなった人に対して行う追善供養、自らが生前に、あらかじめ死後の冥福を祈る予修供養、自分探しなどの修行に分かれています。お遍路の意味は特集の別記事で詳しく解説していますので興味あればどうぞ。↓

お遍路の地図(マップ)

お遍路の地図は必要です。

最近ではスマホの地図でも代用できますが、何と言ってもお遍路専用の地図は便利です。お遍路の当日に使うのはスマホの地図が便利ですが、お遍路の計画を立てる場合には、地図で札所までの距離を調べた方が複数ルートの比較検討や1日の到達予定も立てやすいでしょう。

基本的には、へんろみち保存協力会が出版している「四国遍路ひとり歩き同行二人」の地図編が定番です。複数ルートがある場合には各ルートの距離など案内ナビにも引けを取らない地図です。事前に地図で下調べしておきたい場合には便利です。(ちなみに第一札所霊山寺の売店にも売っています)

札所

お遍路とは

お遍路の札所は八十八ヶ所あります。

札所ごとの距離は数キロから数十キロと札所によって異なります。前半の山場となる23〜24番札所の距離は75.4kmもあり、中盤にも43〜44番札所の距離が65.9kmあります。札所ごとにお遍路の計画を立てるのが理想ですが歩きや自転車など人力でのお遍路の場合には距離だけでなく勾配も体力に関係するため考慮しておきましょう。

また、札所では真言宗の作法を基本として納経を行いますので30分前後かかります。春や秋などのシーズン中を始め混雑時に、納経所での順番待ちで1時間以上かかる場合もあるため余裕を持った計画を立てておくのがポイントです。

札所での基本的な参拝手順
  1. 山門 : 門前で合掌、一礼
  2. 水屋 : 手と口を清める
  3. 鐘楼堂 : 鐘を二度突く
  4. 本堂 : 納札を納める
  5. 本堂 : 灯明・線香をあげる
  6. 本堂 : お賽銭をあげる
  7. 本堂 : 納経する
  8. 大師堂 : 納札を納める
  9. 大師堂 : 灯明・線香をあげる
  10. 大師堂 : お賽銭をあげる
  11. 大師堂 : 納経する
  12. 納経所 : 納経帳に黒書・ご朱印をいただく
  13. 山門 : 門前で合掌、一礼

お遍路に欠かせないアプリ

お遍路とは

お遍路に便利なアプリがります。

「遍路のあかり」というスマホアプリ(無料)がおすすめですで、iPhone版android版も使えます。四国遍路の地図だけでなく、各札所の情報、案内図、エリア情報(クーポンもあり)なども掲載しています。

お遍路のアプリは各社からリリースされていますが、多くのアプリが案内するルートはコンピュータで現在地から目的地までを案内するルートであり、昔ながらの遍路道でない事に注意しましょう。お遍路はどのルートを歩くなどに決まりはありませんが、昔ならではのお遍路がしたいお遍路さんはやはり地図などで調べ計画を立てましょう。

お遍路の距離

お遍路とは

お遍路の距離はおおよそ1400kmと言われています。

車やバイクだと最短ルートが通れず迂回するケースも少なくないため、これ以上に距離は伸びます。少しずつ寄り道していると終わった時には2000kmというお遍路さんも少なくないようです。お遍路は山道も多く、距離優先でルートを選んでしまうと勾配のきついルートだったりします。

気づいた時には引き返せない(後戻りすると大幅に遅れる)など歩きや自転車のような人力でのお遍路は、距離と同じように高低差の有無なども確認しておきましょう。

バスでの巡拝は、お寺の門前まで入れるお寺は約半分強はありますが歩く距離は少ないとは言えません。

普通車・ジャンボタクシーになるとほとんどのお寺の門前まで入れますので、基本的に歩くところは境内のみで距離はありませんが、階段が多いお寺や境内が広いお寺が沢山あり、高齢者、体力が無い、足腰が弱い、などという場合にもお遍路は可能です。

お遍路のツアー

お遍路とは

お遍路はツアーが人気です。

お遍路のツアーといえばバスツアーで、各社から発売されています。お遍路を区切り打ちせず一度に巡礼するツアーもあります。日帰り、数泊などのものから、お遍路八十八ケ所全周するツアーだと1週間前後の旅程となり、かなり自由度の高いラインナップで用意されています。

東京・大阪・名古屋・福岡など都市部発のツアーもあり、日帰りのツアーだと数万、お遍路全周ツアーだと25万円前後の旅費でお遍路ができます。(阪急交通社調べ)

お遍路は自転車もアリ

四国遍路

お遍路で人気が集まっているのは自転車です。

歩きほど難易度が高い訳ではなく人力でお遍路できます。歩きは自信はないけど、どうせなら自力でお遍路をしたい人から注目が集まっているようです。お遍路は歩きよりもハードルが下がり、日数の目安もおおよそ歩きの半分から1/3ほどで20日から1ヶ月弱でお遍路が可能となります。

自転車を使ったお遍路で大切なポイントは自転車選びです。普通の自転車以外に乗った事がない人には体感できないかもしれませんが、自転車選びを間違うと労力は倍になります。

そこでお勧めなのがシクロクロスバイクです。この自転車の特徴は、フレームはロード、タイヤは太く悪条件下でも対応しやすく、ディスクブレーキを採用すれば重い荷物を載せていたり雨の日にも制動力が落ちません。シクロクロスバイクの相場は10万以上ですが、費用対効果は十二分にあります。

試乗をすれば乗り心地の良さがわかると思います、しかし10万以上も出して自転車なんてと思うはずです。しかし、お遍路に自転車で挑戦すれば距離に比例して影響を感じやすくなり、後から後悔する人も少なくないようです。数キロならまだしも、数十キロ、数百キロとお遍路の道は続くのです。

パンクや故障など対応できるよう工具や部品など消耗品は余分を用意しておくのも忘れずに。

お遍路は歩きが基本

お遍路 意味

お遍路は歩きが基本です。

お遍路の醍醐味はやはり歩きにあると言っても過言ではありません。四国では地元の人々が親しみを込めお遍路さんと呼び、お接待を積極的に行います。これは「施し」という意味もありますが、自分自身の代わりにお大師様(弘法大師)にお参りして欲しいという「賽銭の寄託」の意味もあります。このような一面からもわかるようにお遍路はご縁で溢れています。

そのご縁を最も授かりやすいのが歩きによるお遍路です。お遍路の中では最も費用がかかり、最も過酷な手段ですが、お遍路の本当の意味を実感できると言われています。

現在でも老若男女問わず、年間3000人前後が歩きによるお遍路を行なっています。また、お遍路の中では歩きが最も最短ルートを選べるため約1100kmと距離も短いのが特徴です。

お遍路は車がお手軽

お遍路とは

お遍路は車が最もお手軽です。

自宅から四国まで自家用車を持ち込んで車中泊をすればお遍路最安で巡礼できます。そうでなくても、最寄駅でレンタカーを借りてお遍路をする人は後を絶ちません。

お遍路ツアーは参加していれば何も考えずにお遍路ができます。しかし、楽だといういう反面、多くの予定が決まってしまうため自由度がありません。少し寄り道したい、近くのグルメも一緒に味わいながらお遍路の旅を続けたいなどというニーズに車でのお遍路は注目されています。

また、歩きほどお遍路に時間をかけられない人にもおすすめで、最短でも1週間、現実的には10日前後が目安です。

お遍路はバイクが狙い目

お遍路とは

お遍路はバイクが安く巡礼できます。

最もコストパフォーマンスに優れた巡礼方法なのが原付バイクです。中型バイクや大型バイクだと風を切る楽しみというか、お遍路に余裕を持てるようになります。一方で原付バイクだと街並みを楽しみつつ、気軽に停車して地元のご縁にも気づく事ができます。

歩きや自転車ほどハードルが高くなく、でもお遍路の醍醐味である「ご縁」も楽しみたい、そんなお遍路さんから人気が集まっています。お遍路ツーリングも人気で、NHKなどで特番が組まれた事もあります。1人でお遍路を計画しているならバイクも選択肢の1つとしていかがでしょうか。

お遍路にかかる日数

お遍路とは

お遍路にかかる日数をまとめました。

お遍路にかかる日数の目安は歩きだと50日前後(歩きの遅い人だと60日前後)、自転車だと20〜30日、バイクや車、バスツアーだと1週間〜10日前後で八十八ヶ所が全周できます。

お遍路は一度で全周するのではなく、一般的に区切り打ちと呼ばれるような複数回に分けて巡礼する方法もあります。週末の休みを利用して、定期的に四国に通うお遍路さんも増え、新しいお遍路のカタチに注目が集まっています。

お遍路の費用

お遍路とは

お遍路の費用は多くが宿泊費を占めます。

安宿に泊まったとしても食費を合わせて1万円/1日が相場でしょう。そのため、日数の最もかかる歩き遍路が贅沢とも言われる所以で50万円前後の費用がかかります。次に最もお手軽なバスツアーは都市圏発のツアーでも25万円前後です。

そして、最も費用が抑えれるのが車やバイクを使ったお遍路で、日数にもよりますが10万円前後です。ガソリン代(レギュラー145円/リッター)は、車(燃費20km/リッター)だとしても1万円強です。バイクだと排気量によって大きく違い125cc(燃費60km/リッター)を基準にしたとしても余裕で5千円以下に収まります。

出発地や人数などによっても費用は違うため、現地の旅行ツアー会社に相談するなど相見積もりを取って比較してみましょう。その他、納経帳・白衣・掛軸などにかかる納経代や巡拝費用代などの巡礼費用もかかりますが、必ず必要な費用ではありません。

お遍路をおすすめする期間

お遍路とは

お遍路にはおすすめの期間があります。

基本的に人力(歩き・自転車)のお遍路のハイシーズンと言われる期間は春と秋です。夏や冬は過酷な条件下でのお遍路が考えられるため、本来の修行に近いような決死の覚悟が必要となります。

バイクや車、バスツアーなどは一年中好きな期間でお遍路が可能ですが、紅葉の秋は全国的にも人気の高いスポットが四国に集まっているため、注目されています。

お遍路は逆打ちが最も功徳がある理由

お遍路とは

お遍路を逆回りする事を逆打ちと呼びます。

天長年間、伊予の国(愛媛県)の長者・河野衛門三郎は自分の悪行の許しを請うため、弘法大師の後を追ってお遍路を始めました。しかし、20回めぐっても大師に会うことができず、21回目にして「逆打ち」を思いつきます。そして12番札所の焼山寺で薄れゆく意識のなか、ついに弘法大師が現れ、すべてを許されたといいます。

逆打ちは功徳が順打ちの3倍もあると言われていますが、逆打ち専用の標識などは無いため迷い安く、初心者には難しいと言われています。

お遍路とはみそぎ

お遍路とは

お遍路は一部でみそぎ(禊)のイメージがあります。

元プロ野球選手の清原和博は薬物のみそぎとしてお遍路を行った事が始まりで、俳優の原田龍二は不倫の禊ぎとしてお遍路をしてみそぎを行いたいという発言などで芸能界ではお遍路=みそぎというイメージが少なからず定着しています。その影響で、狩野英孝も未成年の淫行疑惑のみそぎとしてお遍路の企画が組まれた事もあります。

そもそもみそぎという言葉は神道の宗教的儀式(不浄を取り除く行為)で、真言宗のお遍路にみそぎを求めるのは少し筋違いなのかもしれません。

まとめ

お遍路は苦しみを癒し、喜びと安らぎを与える祈りの旅として年々人気を集めています。

それぞれの道はそれぞれの生き方、同じ道はひとつもありません。それと同じようにお遍路の目的や意味合いだけでなく、何通りもあるルートも選び方は自由です。自由の中から何を得るか、お遍路はやってみないとわからない、けれど誰もがやってよかったと口を揃えるのは不思議で仕方ありません。

あとがき

お遍路は仏教徒(真言宗)でなくても一度は経験したいものです。

日本の歴史でもお遍路は伊勢参り、熊野詣に並ぶ三大巡礼とも言われ、日本人だけでなく外国人観光客も増えて行くでしょう。

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