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神社本庁に属さない神社が急増しています。統理と総長の対立も表面化し、神社本庁の人事はやばいとも揶揄されています。おまけに神社本庁非加盟神社一覧リスト(有名な神社だけ)を抜粋しました …
神社本庁は行政機関ではありません。
神社本庁という名から、国家的な省庁の1つだと思われますが違います。昔は神祇院と言って国家機関(内務省)の1つでしたが、いま宗教は文化庁の管轄で、神社本庁は民間宗教団体名だと知らない人もいます。宗教や政治に詳しくない人は、神社本庁は役所だと勘違いしている人も未だに少なくないようです。
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神社本庁とは
神社本庁とは全国8万社ある神社の元締めです。
神社本庁という宗教ではなく全国の神社を管理する団体ですから、神道が気に入っているからと言っても神社本庁には入信できません。最寄りの神社を紹介してもらい、氏子になりましょう。
一部に例外はありますが、神社と名のつくものは基本的に神社本庁の傘下で、傘下でないと神社と名乗る事は基本的にできないため、神社本庁に属さない神社との見分け方としても有名ですが、神社の通称名と正式名称は違う場合もあるため実際には使えない事も少なくありません。
神社本庁は数ある日本の民族的な信仰(八幡信仰、稲荷信仰など)をまとめる多神教で、俗に言う神道とは本質的に神社本庁と同じ意味となっていると言っても過言ではありません。ちなみに信者数は日本最大の教団勢力を誇り、約7,500万人と文化庁の宗教年鑑(最新版)で公称されています。
神社本庁の統理
神社本庁で最も権力があるのは統理です。
統理は誰もがなれる役職ではなく、基本的に旧華族の人たちが代々受け継ぐのが通例です。華族というのはいわゆる明治以降の貴族で、昭和になって廃止されましたが、1011家あったと言われています。現在の統理は、平安時代にルーツを持つ藤原北家の流れを汲む五摂家の1つ鷹司家(鷹司尚武)が継いでいます。
神社本庁の総長
神社本庁の実質的なトップは総長です。
統理は言わば象徴的な存在で、実際に神社本庁を取りまとめる責任者は総長です。(会社でいう会長と社長のようなもの)2019年5月に田中恆清の続投(4期目)が決まりました。
現在の総長は、神社本庁の不動産売買などにより不正に利益を得ていたという噂もあり、総長という立場を利用して神社本庁を私物化しているという内部告発をされています。訴訟問題にもなり世間を騒がせたため、一旦は責任を取り辞任すると発表したのですが取り消し続投しています。この事に納得できないと統理と総長に溝が出来てしまい、神社本庁では組織内で対立の構図となっていると噂されています。
神社本庁に属さない神社
神社本庁に属さない神社もあります。
神社本庁に属さない神社で有名なのは、出雲大社を始め靖国神社、日光東照宮、明治神宮などでしょう。そもそも出雲大社は神道と言っても神社本庁と宗派が違いますし、靖国神社は元々神社本庁に属していません。日光東照宮(1985年)は比較的最近になって神社本庁に属さない神社になっています、とは言っても数十年は経っています。
ちなみに、明治神宮は2004年に神社本庁を離脱したものの2010年に復帰し、現在は神社本庁の傘下ですが、不安定な状態は変わらないでしょう。
他にも神社本庁に属さない神社は増えていて、神社本庁非加盟神社一覧リストは記事の最後に補足で掲載しておきます。神社本庁に属さない神社が急増している理由は、実は神社本庁が掌握する人事権に大きな原因があったのです。
神社本庁の人事問題
神社本庁は深刻な人事問題を抱えています。
簡単に言えば、神社本庁が全国8万社とも言われる神社や宗教的な人事に関する決裁権を持っている事が問題になっています。例えば、フランチャイズの本部が加盟店の人事まで口出しするようなもので、すると神社本庁に都合の良い人間ばかりが宮司などを独占し権力が集中します。
人事に絡む事件も有名で、富岡八幡宮では神社本庁の人事が引き金となり、宮司を巡って姉を弟(元宮司)が殺害した殺人事件が2017年に起き、神社本庁の実態が注目されました。
勿論、地方にも有力な神社はありますから、いま神社本庁から離脱する神社が増えているのです。本来であれば信者が減少している、過疎化が進んでいるなど神社の問題は山積みなのですが、そういった神社の運営問題を横に置いてなお、憲法改正などの署名を初詣で行ったりしたため各地の神社と神社本庁との軋轢が激化しているとも言われています。
その影には、日本会議と神社本庁の繋がりがあった事も否めません。
神社本庁と日本会議の繋がり
神社本庁は日本会議を支持する最も有力な団体です。
各地の神社より政治的なパフォーマンスを優先した結果となり、非難を集めても仕方がないでしょう。神社本庁は、神道政治連盟の他に日本会議での影響力が強いことで有名です。日本会議は簡単に言えば、タカ派と呼ばれる保守的な思想を持った人たちの集まりです。
会員は全国で約4万人、国会議員の半数以上は日本会議と何かしらの接点を持っているとも言われ、日本会議の影響力は無視できない存在ともなっています。
神社本庁はやばいのか?
神社本庁はやばいでしょう。
神社本庁は言い方が悪いですが独裁が続いています。権力と金が絡む独裁組織に何が生まれるかは、誰もがやばい想像ができるでしょう。一部の政治家と一緒でやばいのは、癒着や言いなり、一部の神社へのしわ寄せは今に始まった事ではないはずです。
逆らうものは淘汰され、ご都合主義がまかり通れば不健全な組織を助長するだけです。小さな宗教団体であればやばいと思わない人もいるかもしれませんが、日本最大の宗教団体ですからね。それを見て、やばいと思わない人はいません。というか、やばいと危機感を持った方が良いでしょう。
まとめ
神社本庁は散々マスコミやあらゆるメディアに叩かれています。
まずはこの評判をどうにかしないとと思っているはずです。注目したいのは統理と総長の対立で、総長は言葉通り組織改革に着手できるのか必見です。
あとがき
神社本庁は組織改革を行なってます。
評判の悪さを自覚したのか、最近では新役員も一部の編成が変わり、新たな出発が期待されています。新たな天皇陛下が即位され新元号(令和)となり、注目も集まっています。
補足;神社本庁非加盟神社一覧リスト
神社本庁非加盟神社一覧を作りました。
すべての非加盟神社一覧となるとものすごい量なので、抜粋して全国的に有名な神社を中心にリストにしています。神社本庁非加盟である大きな単立神社は約2,000社、小さな祠等を含めると20万社も神社本庁非加盟と言われる単立神社があると言われています。
- 出雲大社
- 靖国神社
- 日光東照宮
- 伏見稲荷大社
- 富岡八幡宮
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