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浄土真宗のお経は正信偈だけではありません。お経(南無阿弥陀など)の意味や般若心経を使わない理由、お経を歌う理由、おすすめのお経アプリや本、CDなど解説しました …
浄土真宗特集の目次はこちらからどうぞ。↓
第3回 浄土真宗のお経は正信偈だけじゃない?【意味を簡単にわかりやすく】
第4回 浄土真宗に戒名はなし?値段が高い理由や戒名ソフトが意外に使える話
第5回 浄土真宗とは?浄土宗との違いはたった3つ【簡単にわかりやすく解説】
浄土真宗でお経の決まり文句と言えば南無阿弥陀でしょう。
お経は俗に八万四千などと呼ばれていますが、弟子や宗教の数だけ生まれるように、自分との関わりのあるお経の意味くらいは知っておいて損はないはずです。
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目次はこちら
浄土真宗とは
浄土真宗は日本最大の仏教です。
日本の仏教では13宗派56派なんて言葉もありますが、親鸞聖人が宗祖として弟子たちが立ち上げた日本発の仏教でジャンルは修行を積まなくても皆が救われる大乗仏教です。浄土真宗では、他力本願というように「阿弥陀如来を信じ念仏さえ唱えば誰もが救われる」という教えが有名です。
最新の文化庁統計(宗教年鑑)によると信者数は日本全国で約1,600万人(8人に1人以上)いると言われ、日本最大の宗教である神道(神社本庁)に次ぐ日本で二番手の規模になります。浄土真宗は東と西に分かれ、東本願寺を本山とする大谷派と西本願寺を本山とする本願寺派がありますが、東西でお経の違いはありません。
浄土真宗のお経
浄土真宗で有名なお経だけでも約30種類以上あります。
その中で最も使われているのは浄土三部経(無量寿経・観無量寿経・阿弥陀経)です。浄土三部経で親鸞聖人が特に重んじたお経は無量寿経です。浄土真宗のお経に限らず、一般的に日本で使われているお経はインドの古い言葉を中国で漢語に翻訳したものがほとんどで、読み方もわかりにくいのが特徴です。そのため、お経と言われても意味がわからなくても仕方ありません。
浄土真宗のお経の意味
浄土真宗のお経はそれぞれ意味が違います。
代表的な浄土三部経の意味を簡単にわかりやすく解説(要約)します。無量寿経の意味は「一度でも心を込めてお経を唱えれば、最も下ではあるが仏となれるため極楽浄土に行ける」という意味があります。
観無量寿経の意味は「上品から下品まで人によって様々、仮に最も下品な罪悪人でも南無阿弥陀仏と10回だけ唱えれば救われる」という意味があります。
阿弥陀経の意味は「極楽浄土は素晴らしい、騙されたと思って一日ないし七日でも良いから一心不乱に善行や念仏をしてみなさい」という意味があります。阿弥陀経は弟子からの質問に答えたお経ではなく、釈尊自ら説く珍しいお経です。
浄土真宗で使われる南無阿弥陀仏の意味
南無阿弥陀仏は浄土真宗でよく使われます。
長いお経としてではなく、この言葉(定型句)だけで使われる事も多く一般社会で最も馴染みのあるお経です。南無阿弥陀仏の意味は「私は阿弥陀如来に帰依します」という意味です。浄土真宗で使われる最もシンプルなお経と言っていいでしょう。
浄土真宗で使われる正信偈の意味
浄土真宗の正信偈(正信念仏偈)と呼ばれる親鸞聖人の書いたお経も有名です。
正信偈は親鸞の著書である教行信証の大切な部分だけをまとめたお経です。正信偈の意味は大きく2つあり「浄土真宗は信じる心が成仏へと導き念仏によって恩返しをする宗教という意味、そして釈尊(仏教)の教えを自分に届けてくれた七高僧(親鸞が定めたインド・中国・日本の僧侶)に感謝」という意味です。
浄土真宗で般若心経は使わないので注意
お経で有名な般若心経は浄土真宗では使いません。
般若心境は浄土真宗や日蓮宗以外ではお経として写経されたり読まれますが、その理由を簡単に言うと浄土真宗は他力によって救いを求めるから般若心経は読まれません。般若心境は般若の智慧を会得するために必要な事が書かれ、自力で救いを求めようとするお経なので、浄土真宗の教義に反してしまうため読まれません。
浄土真宗のお経アプリ
浄土真宗の公式アプリはありません。
iPhoneとAndroidのアプリストアを検索しても、お経アプリは般若心経だけで浄土三部経や正信偈などのアプリはありません。個人が作った浄土真宗のアプリもリリースされていますが、Androidでは不具合が多いようです。どうやらiPhone向けに開発されたアプリのようで、個人の作っているアプリですから気長に待つしかありません。音声が出ないという評判もありますがマナーモードにしていたら音は出ません。(私の場合はそれで改善し音が出ました)
一応、リンクを貼っておきます。↓
浄土真宗のお経が聞けるCD
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お経をCDで持っていると何かと便利です。
浄土真宗のお経CDはどれがいいのか迷う人は多いでしょう。浄土真宗と言っても宗派によって違う訳ではありませんから本願寺派のCDでも大谷派のCDでも大差ありません。CDだけでなく付属グッズもあるため、こだわりのある人は宗派に合ったCDを選びましょう。
その中でも評判が良いのは宗紋付きお経シリーズ 浄土真宗 本願寺派門信徒勤行(経典付き)です。特に1番人気のお経である正信偈が収録されている点、付属の経典が思いの外にしっかりしているのが人気の理由です。
浄土真宗の信者でなくともお経を聞いていると落ち着く、なんだか集中できるという人も少なくないようです。
浄土真宗のお経が書かれた本
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浄土真宗では本願寺派も大谷派も出版社を持っています。
西の本願寺出版社と東の東本願寺出版です。お経は東西に違いはありませんから、どちらを選んでも内容は同じで表装が違うくらいでしょう。どちらの出版社の本も送料がかかるため、Amazonで同じような本を買うのも手。正信偈は朝の勤行にも使われるため、浄土真宗の信徒であれば必需品かもしれません。
浄土真宗のお経はダウンロード無料?
お経をスマホやPCにダウンロードしておきたい人もいるでしょう。
浄土真宗本願寺派の総合研究所より無料でダウンロードできるよう公開されていますので下記リンクよりダウンロードできます。ダウンロードと言ってもお経をそのままtxt形式にしたもので、デザイン的な要素は期待できません。
浄土真宗の葬儀で使われるお経
浄土真宗の葬儀でよく使われるお経は阿弥陀経です。
多くの葬儀では4回ほどお経が読まれるため、その他には無量寿経や正信偈が読まれます。東西の葬儀で読まれるお経に違いはありませんが、本願寺派では重誓偈、大谷派では勧衆偈といずれも親鸞が作ったお経(教行信証)から抜粋する事が多いようです。
浄土真宗のお経が歌に?
浄土真宗でお経の途中で歌う事があります。
決して気が狂ったり、ふざけている訳ではなく、和讃(わさん)と呼ばれる宗教儀式の1つです。仏・菩薩や祖師・先徳、経典・教義などを日本語で褒め称える歌の一種です。浄土真宗では親鸞の作った三帖和讃が有名ですが、時宗でもお経の途中に歌う和讃(浄業和讃)も有名です。
まとめ
浄土真宗は寛大です。
本来ならばお経の意味を知って唱えると効果が違うと言いたい所ですが、きっと信じる心を持って念仏するなら阿弥陀如来は許してくれるはずです。そう考えると、お経の意味なんて必要ないのかもしれません。
次の浄土真宗特集はこちらからどうぞ。↓
あとがき
浄土真宗のお経はyoutubeでも聞けます。
読経音声や字幕の入ったものまで気軽に聞く事ができますが、自宅でお経を唱えるのが面倒だからyoutubeを流しておくなんて荒技はおそらくだめ、自身でお経を唱える事に意味があるのかもしれません。
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