Warning: Trying to access array offset on value of type bool in /home/slept/religio.jp/public_html/wp/wp-content/themes/mag_tcd036/functions/short_code.php on line 35
Warning: Trying to access array offset on value of type bool in /home/slept/religio.jp/public_html/wp/wp-content/themes/mag_tcd036/functions/short_code.php on line 35
Warning: Trying to access array offset on value of type bool in /home/slept/religio.jp/public_html/wp/wp-content/themes/mag_tcd036/functions/short_code.php on line 35
この記事はえらてんチャンネルのYouTubeの内容を文字起こした記事になります。こちらの記事で紹介した動画は、記事の最後にリンクしています。個人的に大好きなYouTubeチャンネルの1つで、歯に衣着せぬ物言いがたまりません。動画を見るほど時間が無い人はこちらの記事が役に立ちます。えらてんチャンネルで他に文字起こした記事はこちらのカテゴリーよりご覧ください。
宗教.jpでも創価学会の特集を組みました、興味ある方はどうぞ。↓
のべ 6626 人がこの記事を参考にしています!
今日は宗教学者の島田裕巳先生にお越し頂いております。
宗教学者の島田裕巳です。現在では大学で非常勤講師なんかをやって、著作活動が主です。
かなりの宗教の関連の著作が30冊40冊とかですか?
いえ、百何十冊…あると思いますね。
百何十冊の宗教関連の本を出されていて、日本の宗教学の第一人者でいらっしゃいますが、今日は二世問題というかですね。私ちょっと宗教の動画をYouTubeに出すにあたって、親がこの教団に入ってるんですけど大丈夫ですかとか、抜けさせるためにどうしたらいいですかとかっていうお話がよくコメントで来るんですよね。
あとは最近では大川隆法さんの息子さんでいらっしゃる宏洋さんが私に対してのメッセージをいただいたこともあるんですけども、親が宗教問題、あるいは二世問題についてどういうご意見をお持ちかなとか、この動画を見ていらっしゃる中高生とか、若い二世信者の方についてどういうメッセージがあるか、そのあたりをお聞きしたんですけど。
目次はこちら
二世信者の悩み
来年の四月かぐらいになると思いますけど、『親が創価学会』って本を出そうと思ってて。親が創価学会って人はどの程度いるかわからないですけど何百万人も実はいるわけで、その人たちが抱えている悩みとか問題点とかそういうものをちょっと考えてみようっていう本を今用意してまだ一文も書いてないんですけどこれから書こうと思っていて、前から二世っていうのは凄い関心があるんですよ。
例えば最初に僕が付き合った女性というのが、親が創価学会だったんですね。お母さんだけの母子家庭だったんですけど、その家には大きな仏壇があってお母さんはそこで勤行というのをやっていると。
座談会っていうのがありますけど、その座談会に勧誘されて一度は行ったことがあります。そういうようなことから親が創価学会っていう人たちとはいろんな形で接しているところがあるので、色々他の人たちとは違う悩みとかを抱えているんだなという事がわかって。
代表的な悩みは結婚
代表的な悩みとしては?
結婚ですね。結婚の時に信仰というものを持っているということが意外なほど影響を与えるという事がありますよね。だから例えば親が創価学会で自分はそれほどでもないんだけど、活動はしてきたと。
そんなに強くはないんだけど敵対する意思もない。
ないし、親に言われればやるし、座談会とかもあれば行くとか。
友達もいると。
そういう人たちが結構いるわけですよね。じゃあそういう人達が誰と結婚をするのかと。創価学会の会員の人と結婚するのか、同じような二世とかね。それとも、全く関係ない人と結婚するのか。二世同士なら問題ないんですよ。で、大体一家なんで、信仰してるのが。だから実家っていうのも上手くいくんですよ。両方とも創価学会の会員の家と。ところが片方は創価学会の家なんだけど、片方は全くそうではない、無宗教だと言ってるうちだったとすると、無宗教の側の家庭の親は、そんな創価学会の家の子とうちの子が結婚していいのかと。それに対して非常に危惧の念を抱くわけですよね。そうすると、この結婚はやめた方が良いんじゃないかなっていう風にまず介入してくることが起こると。
お互いにという事ですよね。創価学会側もそうだし、じゃない方もそうだしと。
だから憲法では両性の合意によって結婚って成り立つ話になってるけど、現実に結婚してみればわかると思いますが、やっぱり実家の関係ってすごく強いんですよね、どうしても日本の社会では。そうなってくるとその実家がどういう信仰を持っているか色々影響してくるわけですよ。例えば創価学会の家と非創価学会の家が結婚したとします。で、子供が産まれました。その子供をめぐって対立が起こるんです。創価学会の人はすぐ入会させようと、赤ん坊の段階で入会させようとすると。ところが違う創価学会の家じゃない人は、そんなことしてもらっては困ると思うんですよ。
本人たちだけではなくて、子供の問題にもなってくると。
孫の宗教観を巡って親が争う
創価学会の場合っていうのは、両親が会員になってるってケースが割合と多いんですよね。これが片親だけだったら状況変わるんですよ。片方の親だけが熱心な会員だとか信者であった、創価学会以外でもそうですけど。そうなってくると子供は板挟みになってるわけです。例えば母親がどっかの宗教を信じてる。父親はそれに反対してると。
そうなってくると母親が子供を連れてそういう宗教関係のところに行こうとすると、父親が止めるっていうようなことが起こるんで、子供の方としてはどっちも選びたくないと。だからそこから逃げちゃう。
だから信仰っていうのはそれで受け継がれないって事に割合となりがちなんです。だけどいろんな形で介入してくるので、そこを防ぐのはなかなか難しい。
だから結婚したときに創価学会の会員の家に生まれた人でも、特に女の人なんかは、結婚を機に学会を辞めるっていう人が結構多いんですよ。これは一大チャンスなの。
親とは違うところに住むっていうのが一大決心でもあり、大きな契機になるんですよ。
結婚が創価学会を辞めるきっかけ
仮に辞めた後自分の親とどういう関係になりますか?一切会わない人もいるだろうし。
そんなことまでなかったとしてもやっぱり地域が違うとなかなか介入してくるのも難しいじゃないですか。で、もう自分はやらないよって言って、そのの家庭方でやっていけば、もう親もなかなか介入しにくいっていう事態になる。
もし創価学会そんなにめちゃくちゃ嫌いとかではないんだけどやりたくもないという時には、結婚が辞めるいい機会になると。
だからその時親の方は、いや今度の選挙では公明党入れてよと。旦那にも言ってよくらいの事は来ますよ。その時それでそのくらいは受け入れるっていうのが世間の知恵だから。そこで妥協が成立するんですよ。そういう駆け引きみたいなものが行われて、信者じゃないけど公明党に入れる、割とそういう人多いですね。
全面的には離れない、敵対しないけど、やっぱり宗教の二世って親の考えに反対したら全部だめ、全部親との関係終わっちゃうみたいな、そういうことに恐怖して、言い出せないこともあったりするんでしょうけど。
現実に見てるとそこらへんは割と上手く妥協しながら。
自分はしなくても、完全に関係が破綻してしまうというケースは少ないと。
そう。だけど親の方は、信者である親の方は、機会を狙っています。
もう一回入ってくれと。
孫とかに色々ね。
やらないよと宣言はするんだけど、親のやってる公明党に入れるとかは協力してあげるとか、そういう事で、これは創価学会の例ですけど、他の宗教でも結構似たような事って…
全く同じですね。
幸福の科学であれ、親が幸福の科学で自分はそうでもないと、親に対しての情はあるということであれば、自分はやんないよと、結婚なり他の県への就職なりで、そういうちょっと離れる機会の時にちゃんと宣言をして、でも親の子とは嫌いじゃないよと、なので幸福実現党には入れますよとか。なんとか新聞は取りますよみたいな。そういうような感じで少し離れて相手の事を尊重している姿勢を…
だからやっぱりね絶対に親は辞めませんから。
なるほど、親を辞めさせたいっていうのが結構届くんですよね。これは悪徳だとか。確かに聞いてて水が高いとかそういうのはあると思うんですが。
色々あると思うんだけど、親を辞めさせることっていうはまず不可能ですよ。でね、親の方も色々もめごとがあってじゃあ私辞めますって言って辞めても、また復活しますから。そう簡単に捨てることはできないんですよ。
子供なりなんなりが言ったところで変わらないと。
親は変わらないっていう前提から出発するしかないんですよ。その親とどう付き合っていくかをこちら側が考える。親の方がどうするかは親が決める事でしょうがないんですよね。だから、自分としては親とどう付き合っていくかを色々考えつつ、妥協もしながらやっていくしかないんですよ現実には。そうしないと本当に親子対立になってとんでもないことになったりするんですよ。信仰を持ってる家と信仰を持ってない家だったらいいけどもっと大変なのは、信仰を持ってる家と別の信仰を持ってる家の子供が結婚とかっていうのを考える、そういう時。
それもほぼ同じですよね。つまり親はそうだと、二世は二世だという事で、相手は相手だと、相手がこの宗教入らない限り結婚しないと言ってるんだったらそれは結婚できないわけで。
言ってもね結局そんなん無理なんですよ。
宗教って非常に深いところに入り込んでいる物なので。
その人間を支えている根幹じゃないですか。だからそういうものを簡単に捨てろとかっていうことは、他の人が言えるようなことではないし、信仰をいかに続けていくかとか広めていくかとか究極的な目的だから、そのためにはいろんな作戦をとって嘘ついたり妥協したふりをするとか。
この前辞めるって言ったじゃないかみたいな。
そんなこと全然ダメなんで。辞めないから。辞めないっていう所が非常に厄介なところ。
オウム真理教の二世問題
創価学会とかでも色々あると思うんですが、特に最近オウム真理教の二世問題も存在していると思うんですが、松本麗華さんなり、教団の後継者みたいに扱われていた松本麗華さんが神格化されていたと。四女が表に出てきているという事をしているわけですが、その彼女に対しては?
麻原の子供っていう人たちは結構たくさん実際の家庭で生まれたんじゃなくて、他の女性が麻原の子供っていう例もあるわけで、なかなか色々難しい問題がそこにはあると思うんですけど、その三女と四女っていうのが対立してるわけですよね。
二世同士の対立っていう事ですよね。
三女の方はずっとアーチャリーって形で教団の中でも重要視されている。ところが良く調べてみると、四女の方が教団の中で高い地位にあるとされた事があるんですよ。教団の末期色んなステージがあるじゃないですか。その中で麻原に次ぐ地位がその四女であるっていうのがどうも最後にあったみたいなんですよ。となってくると、その遺骨の話も四女にって話が、実は現実味を帯びてくるっていうか。麻原がそういう風に四女を名指ししても不思議じゃないっていう、そういう背景もあるんだなっていうこともちょっと無視できないなと。
一般的な二世問題
一般的な二世問題の話にしてみるとどうですか?つまり親が居て自分がこうしようと思ったときに、例えばお兄さんお姉さんは熱心に教団の活動をしているという時にはどうですか?
だからやっぱり兄弟が親とどういう関係をとるかって事は兄弟の中でも違いますよね。親とべったりの場合もあるし、こんな親嫌だっていう風に思う場合もあるし。それが信仰ってところにどうしても結びついてくるわけで、親が嫌だって思ってる人たちは絶対受け入れないし、そこで兄弟の間の信仰の対立が起こって、結構深刻な問題になってくると。
将来的には遺産の話とかってなりますもんね。
そういう時に信仰の事が出てきたりとか、同居するとか介護するとかいろんなことが。だから親との関係はなかなか簡単に清算できない、離れることができないものだから、そういうところに絶えず信仰の問題が、あるいは信仰から生じた対立の問題が出てくるわけですよね。
基本的には親と同じような姿勢で、兄弟には兄弟の立場があるわけだから、どうにかしようとかではなくて、そういう前提のもと自分がどう人生設計していくかという事が必要という。
だから結構難しいですよね。連立方程式の難しい問を探すような感じでね。
親はこういう方程式、兄弟はこういう方程式みたいな。
親も満足し、兄弟も満足し、自分も納得できる回答なんてそう簡単に選べない。
どっかを犠牲にしたりとかね。
にどうしてもなりがちですよね。
幸福の科学の二世問題
大川隆法さんの息子さんの宏洋さん、あれなんかも非常にそのような正しい離れ方をしてるってことになるんですかね?
いや僕はこれはなかなか難しいなと。親が教祖。
あぁそうか、ちょっと普通とも違うか。
親が神でしょ。神の子でしょ彼は。この神の子として育ってきちゃったって事が、彼のこれからの人生に全く影響を与えないってことはちょっと考えられない。で、彼はそこから完全に逃げようとしてますよね。もう自分は関係ないんだと。だけど幸福の科学の教団が何か言ってくるとそれに反応するわけで。っていう事はやっぱりそこのことに関して、彼の中にどうしても何かがあるんですよ。自分がなかなかそこから逃げられないってことも分かってるんだと思う。僕は逃れられないと思っているんです。
彼がこれからどういう道を歩んでいくかわからないけど、彼が神の子として育てられてしまったってことが、やっぱりこれからの彼の人生に絶対影響を与えると。それを踏まえて人生設計をしないと全くそれがなかったようなこととして、彼はタレント活動とかそういうのを目指してるみたいだけど、ちょっと僕は難しいんじゃないかなと思います。今言っても彼はわからないかもしれないですけど、そういう壁に今度ぶつかると思います。
自分の育ちを実感するようなところになってくるかもしれないと。
で、実際彼がYouTubeやってた時に、なんか映画の批評みたいなのやったりとか、幸福の科学を批判をやったりして、幸福の科学批判に方が見る人が多いじゃないですか。圧倒的に違うわけでしょ。この事って結構重要。世間が彼をどう思うか。そこからうまく逃れることが出来るかというと僕は出来ないと思う。あくまでそういう人間であると、神の子として育った自分としてこれから生きていくって覚悟をしないと、本当にはうまくいかない。僕は彼に幸福の科学やってほしいよね。
いやちょっとそれは…(笑)島田先生個人のご意見です。
と思ってます。
二世問題まとめ
色々普段から二世なんだけど、親を辞めさせたいとか、あるいはどうしらたいいか、この教団は危険なのかとか、高い水買ってるんだけど大丈夫か、そういうコメントを色々頂くんですけど、この動画を以て回答させて頂きたいと思います。親は親の人生があるわけで、貴方には貴方の人生があるという中で、親を変えようとするとか、高い水買うくらい自由なわけですよね。高い水買う親と、
お酒の方が高いです。
そうですね、確かに。高い水買う親とどういう風に付き合っていくのかと、それは科学的じゃないとかなんとか言っても、それはとても変えることはできないので、そういった親とどう付き合っていくのかというのがあなたの問題であるという事ですね。そういった家で生まれたという事は変えられないわけですから、無かったこととして扱ってもダメだと。その前提としてそういう形がある中で、これからどう自分の人生を作っていくのか、という事が重要なのではないかという事でした。
この記事へのコメントはありません。