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幸福の科学学園には狙いがあります。中学や高校など学校を使って、画策するのは新興宗教団体として珍しい事ではありません …
特集記事の目次はこちらからどうぞ。↓
第4回 幸福の科学学園3つの狙い【中学・高校と学校を使った教化教育】
第5回 幸福の科学出版ランキング【一度は読みたい名作3選2019】
第6回 幸福の科学大学にエリートが多い理由は大学より学生だった
第8回 幸福の科学の息子たち【長男宏洋(ひろし)と三男大川裕太】
キリスト教も仏教も学校を作り教団の勢力を拡大しました。
今ではミッションスクールとも呼ばれ優秀な生徒を育てる中学・高校としても評価されています。一方で、幸福の科学学園に限らず創価学園と同じように新興宗教の学校は歴史も浅いため、洗脳教育だと勘違いされ邪険に扱われがちです。
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幸福の科学とは
幸福の科学とは仏教系の新興宗教です。
仏法を土台にしているものの特定の宗派に属していないと主張する新宗教です。世界100カ国以上に信者を持ち、宗教政党(幸福実現党)や学校法人を設立し教団勢力を拡大しています。
昨今では新たな信者の獲得が難しくハードルが高いため、既存信者の子供たちの囲い込みをして基盤を確保する狙いがあります。そのため、幸福の科学は小中高生向けの教団内学習塾、中学と高校などを運営しており、二世信者への教化教育を徹底しています。若者の信仰離れが続く現代で、中学や高校など学校を使った信仰心のすり込みは非常に効果的だと言われています。
幸福の科学学園
幸福の科学は幸福の科学学園という中学や高校を持っています。
関東では総本山のある栃木に那須本校として、関西では滋賀県に学園があります。どちらも、幸福の科学が運営する教育機関で中学・高校と一貫教育を行なっています。幸福の科学学園に限らず、一般的な中学・高校の一貫教育でさえ一長一短と言われていますが、創価学会の中学や高校(創価学園)と同じように宗教団体が母体の一貫教育は更に宗教性が強いと言えるでしょう。
幸福の科学学園を始め宗教系の学校(ミッションスクール)は宗教色を弱めつつ、ユニークさを高めることで学生を惹きつけています。高校の場合、難関大学の合格者上位高校は宗教学校が多いことで知られています。また、スポーツ強豪校に宗教系の中学や高校が多いことも有名です。幸福の科学は他宗教系の学校と同じように、受験、スポーツ、芸術などの分野で特色を出して運営されるでしょう。
現在の学校教育は知識的な習得で止まっています。
人間としてその奥にある本当に大事なところまで届いていないと指摘し、エリート・コースを歩んだ者こそ世界に貢献してゆくという高貴なる精神を身に着けることを進めてゆき、自分たちでこの国を良くし、世界を良くしていくという強い決意をもってリーダーとして立つことを願っている。
教育の法(著;大川隆法)
幸福の科学が運営する中学と高校
幸福の科学が運営する中学・高校は共学全寮制です。
関西と関東に分かれ、併設型の学園で一貫教育を行なっています。中学・高校共に、1学年おおよそ100名の生徒が在校し、進路は毎年卒業生の8割が現在は大学として未認可ですが、ハッピー・サイエンス・ユニバーシティに進学しています。
クラブはチアダンス部が有名で全国大会や国際大会でも入賞するほどです。また、那須本校のデータしかありませんが幸福の科学学園の学力(偏差値)は全国でも上位(毎年トップ5%以内)で優秀な生徒が多いのは有名です。
基本的に全国から幸福の科学の信者の子供たちを受け入れるので通学できる範囲に実家が無い場合が多いため基本的に全寮制となっています。いじめがないと謳っているようですが実際にはいじめもあり、教師の対応も現実では遅いようです。
はっきり言っていじめはあります。
面談をある教科の先生とすると「皆さん修行の身ですから」「あなたの経学が足りない」などの言葉で片付けられます上層部の方々に申し立てをすると教員が動いてくれます。「エル・カンターレ信仰を持っているからいじめは絶対起きない」なんてことはありません。
2018年入学生からのコメント
幸福の科学学園の批判と訴訟
幸福の科学学園の教育内容には賛否が分かれています。
週刊新潮(2012年11月22日号)に藤倉善郎による「文科省も県もお手上げ!子供に嘘を刷り込むデタラメ授業!「坂本龍馬の前世は劉備」と教える幸福の科学学園の罪」が掲載されました。それに対し学園側は新潮社と藤倉に対し名誉棄損として1億円の損害賠償を起こしました。結果は、2014年に東京地方裁判所の一審判決があり、幸福の科学学園側の請求を全面的に棄却し、新潮社と藤倉氏が勝訴しています。
簡単に言えば、史実を教える授業の中に宗教を混同させ教える体質が学園側にも教師側にもある可能性が高いと言う事がわかります。これが常習化しているならば、一般常識と宗教の区別がつかない、言わば洗脳教育と言われても仕方ありません。
幸福の科学が学校を使った3つの狙い
幸福の科学には3つの狙いがあります。
まず1つ目は、若者に対する信仰心の植え付けです。現在は、幸福の科学の信者ばかりが幸福の科学学園(中学・高校)に入学しています。若者の信仰離れは幸福の科学世帯でも同じで、わざわざ説得や洗脳をし入信させるのは本意ではないでしょう。これは学校教育を使えば簡単で、「信じはしないが親しみを感じる」この程度の信仰心さえ植え付ける事が出来れば、人生の様々な岐路でこの種が芽吹きます。
次に2つ目の狙いは、信者の基盤を確保する事です。信仰心の種が芽吹くと、育った環境から高い確率で幸福の科学に興味を持つのは自然です。新興宗教の信者は幸福の科学に限らす量より質で、新たな信者を10人獲得するよりも、幸福の科学学園に通い時間をかけ育ててきた言わば幸福の科学エリートが1人誕生する方が教団としての勢力は拡大し、基盤としての土台となってくれるでしょう。有能な人材が幸福の科学学園から育ち社会で活躍すればするほど、幸福の科学の基盤は安定すると言っても過言ではないでしょう。
そして最後に3つ目の狙いは権威の獲得です。現時点では幸福の科学は、ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(大学)の認可が未だ通っていません。文部科学省によると「審査の過程で認可を強要するような不適切な行為があった」とされ、最長2019年10月末までペナルティを受けています。やはり、学術的な権威は新興宗教にとって大きな利点です。
政治的な権威さえも幸福実現党で勝ち取ることが出来れば、更に教団としての勢力は増すことになるでしょう。
まとめ
幸福の科学学園はまだ始まったばかりの学校です。
言うならば、現時点で他の学校や教育機関と比較しようがないのがデメリットですが、ミッションスクールと同じように学力(偏差値)が高いのはメリットでしょう。那須本校は創価学会の総本山に隣接する学園ですが、関西では地域住民から反対運動もあるようで、学園によっても教育環境が異なるのは言うまでもありません。
幸福の科学学園もいつかは難関校と呼ばれ人気の集まる中学・高校となる日が来るかもしれません。
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あとがき
幸福の科学学園は宗教心を育てます。
日本人の約70%が無宗教にも関わらず、70〜80%の人が宗教心は大切だと答えています。これは、特定の宗教団体や宗教を信仰するという意味ではなく、日本に昔から馴染みのある自然崇拝(八百万の神)という意味です。現代の若者が失ってしまった宗教心を育てる事ができる学校が今後、注目されても不思議ではないでしょう。
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