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サイエントロジーの実態
はいどうも、えらいてんちょうです。今日もですね、島田先生にお越しいただきまして。リクエストシリーズということでですね。サイエントロジーっていう、新宿に大きなビルがある団体があるんですけれども。サイエンスなのかトロジーなのかちょっとよくわかんないですね。外から見てるとそんな感じなんですけれども。宗教団体になるんでしょうか?
島田;日本では宗教法人にはなってない。だから社会的には宗教団体という風にはみなされてない
一般的には宗教団体と思われがちという。
島田;まぁ、宗教団体と考えてはいいと思いますよ。ただ、僕も新宿の本部に行ったんですけれど。雰囲気がどういう風っていうかな、ジムとかそういう感じもあるし、ブックショップみたいな感じもあるし。宗教というイメージからいうと、あんまり印象を受けない。
どっちかっていうとアムウェイとかの建物に似てます。綺麗でよくわからないけど何か売ってる感じの雰囲気ですけども
島田;おそらく宗教法人になろうとしても。ああいう建物だと難しいんじゃないですか。ものを販売している所、そういう会社みたいなイメージが本当に強いので
何を売っているんでしょうか、何をやっているんでしょうか
島田;セミナーみたいなものがあって、セミナーによって日本的に言えば修行をすることによって心を浄化していくっていうみたいなところが一応、目的にしてるみたいですね。
日本発祥ですかあれは
島田;アメリカです、あれは。アメリカのSF作家が始めた宗教っていうことで、自己啓発セミナーの大型版みたいな。そういうものじゃないですかね。だからステージがどんどんどんどん上がっていくっていう、そういうやり方。洞察力っていうのがだんだんついてくるっていう。そういう事をやってます。
柔道みたいなことですかね、何段、何段みたいな。
島田;そうですね。マスターみたいな人たちがいる。
あー、だからサイエントロジーなんとか何級みたいなのがあるんですか?
島田;あるわけですね。ステージが細かく分かれていて、一番トップのレベルの人が日本にもいるっていうか。その人に会ったんですけど。いや面白いのがその人は立正佼成会の信者なんですよね
おっしゃってましたね、立正佼成会の時に。
島田;そうです、立正佼成会の信者でありつつサイエントロジーのトレーナーっていうか。そういうような役割をしている。
洞察力とか色々あると思うんですけど、人間的なレベルって一意にどんどん上がってくようなものじゃないと思うんですけど。そのサイエントロジーではどういう風なところに主眼を置いているんでしょうか
島田;そうですね。やっぱり心の在り方みたいなところっていうのを一番考えてるんじゃないですかね。
サイエントロジーの名前の由来とかって?
島田;サイエンスっていう所を一つ大きな力点にしていて、科学的に探求していく方の宗教ですよね。GLAみたいなところとも似たようなところがあって、幸福の科学とも似たところがあって。だから幸福の科学なんて日本のサイエントロジーって言われることがあったんじゃないですか。そういう性格が似ているっていう。ただだんだん段々自分の心の中を探究することによってそこを浄化して上のレベルにいこうと、そのためのカウンセリングだとか、色々なトレーニングだとか。そういうものがあると。
そのセミナー代金とかをみんな払う?
島田;そうですね。
信者数ってどれくらいになるんでしょうか?
島田;日本は多分、サイエントロジーの会員っていうのは数千人って言ってたかな…
数千から1万、2万弱くらいになるわけですかね。主催者発表っていうのは結構難しいところがありますもんね。4千人とかって、新宿のあの大きなビル維持できるもんなんですか?
島田;いや、ちょっと難しいかもしれないね。でも他にはそんな建物っていうのがないですからね。
あぁー、一戸、一戸だけ。まあ一戸だけなら4千人くらいでも維持できるか。目立つところに一戸あるというだけであまり全国的な展開とかはされてない?
島田;そうですね。日本のなかでそんなに広まってはいない。僕が見学に行った時にはそれなりに各フロアに何人か来てる会員みたいな人たちはいましたけれど、そんなに大挙して押し寄せてくるとか、そんな感じではないですね。っていうのは一番上のほうに礼拝堂みたいなのがあって。その礼拝堂で立正佼成会のトレーナーが指導してやるんですよ。セッションみたいなのを。セッションというのは繰り返すんですね、同じことを。私はここにいますっていうような事を言わせる。「今あなたはどこにいますか」っていうのを聞くと「ここにいます」と答えるっていうのを延々と繰り返していくみたいな。自己確認みたいな、そういう作業をする。自分っていうものがどういうものかっていう事をはっきりわからなくなっちゃうと困るので、それを確認させるために今ここにいますってことを繰り返させる。そういうやり方をするんですね。それが全体の中のどういう部分を占めているかっていうのはちょっと…その時だけではわからなかったんですけれど。
サイエントロジーで有名な芸能人はチック・コリア
島田;有名な会員としては、アメリカではジャズのチック・コリアっていう人がいますけど。マイルス・ディヴィスとか、そういうのと共演して。もうみんなよく知っている人。日本にも頻繁に来日して、僕も何回か聞いたことありますけど。そのチック・コリアって人は例えばサイエントロジーが出しているガイドブックみたいなものにちゃんと写ってるんですよね。サイエントロジーの人に聞くと、日本でサイエントロジーを広める上でチック・コリアが果たした役割は結構大きいと。そういってましたね。彼は積極的に、多分講演じゃない時にも多分日本に来てるんだろうと思うんですけど。そういう活動もなんかしてるみたいな。ちょっと思ったのは、繰り返し問いかけてコールアンドレスポンスするわけだけど、チック
コリアがコンサートでけっこうそれやってるんですよ。みんなが良く知っている曲を聴くと、聴衆は底の部分を歌うんです。それを繰り返してくっていうのを結構やっていて。僕はセッションに接したときにチック・コリアのあれに似てるなって。現実にチック
島田;コリアのアルバムにARCっていうアルバムがあるんですけど。それはサイエントロジーの標語を取り入れたもの、もろサイエントロジーアルバムです。
宗教の信者の人、有名人や表現者だと出す場合と出さない場合がありますけど、結構出されてるんですね。
島田;そうです
表現者的になにか会うというか、あるんですかね。確認作業とか、あなたがどこにいるか。
島田;知的な部分が非常に。何かを信じるっていうよりも、そうやって心のなかを探究していくってことだから、ストレスを一番抱えているような人たちにとっては、そういう心の支えとしては求められるっていう面もあるんじゃないですかね。
あなたはどこにいるか、改めて問われると難しい気が…
島田;ここにいますって言わせるんですよね。
自己肯定感みたいなところにつながってくるかもわからない
島田;もろに自己肯定というよりか、セッションを繰り返すことによって…っていう所がエッセンスなのかなって僕はその時感じましたけど。ステージがずっと上の方まで続いていくんで、そこでなにが行われるかはわからないですね。
サイエントロジーは宗教なのか
サイエントロジーって新興宗教であるって書いてますね。アメリカではね。
島田;なんかあんまり日本的な意味での宗教っぽい側面はないし
なにか仏さまがいたりとかっていうのはないんですね
島田;ないですね。目の敵にしているのが精神科医っていうか、そういうのを非常に悲願してるんですね。人間の心をコントロールして、薬物なんかを使ってコントロールするっていうのに物凄い批判的で。そういう運動の支援みたいなのもやってます。
向精神薬反対の、みたいなことですよね。結構宗教団体では多いみたいな。反精神医学みたいなのが多くて。幸福の科学もいってることがあったみたいで。ヒロシさんは同業他社だからとかっていう事を言ってましたけれども
島田;まぁ、一番近いからね。薬物なんかは、オウムなんかは使ってましたけれども。そういうものに対する危険性っていうのを感じるってところはあるんでしょうね。
今やはり医者が使う薬っていうのはかなり高度に検証されていてそれのおかげでかなり安定してる人っていうのは多いわけで、否定するっていうのはかなり難しいところがあるっていうか、そのしない方がいいと思うんですけれど
島田;そうですね、今はっきりと検証できていないんですけれど。精神的疾患の軽症化、軽くなるっていう所を精神科医の人たちは最近そういうことが起こってるっていうのを感じてるんですよね。「心の科学」っていう雑誌がありますが、精神上関係の。そこでも一回その特集を組んだことがあって。ただデータがあんまりはっきりないみたいで。そういうことを上手く検証できないんだけどみんなが昔に比べると精神病っていうのは軽くなっているというとか、そういうのあると思いますよね。僕は宗教の衰退と関係してるんじゃないかって
あー、宗教がここで治せるとかって主張して悪化させるとか。
島田;神懸かりするような人が現れないと
そもそも病気だから治療しようねってことになる
島田;なるし、そういうものが軽症化することによって人間の中にある能力が表に出なくなっているというか。霊能者という人がすくなくなってる。
そうですね、内田先生というのは逆に少なくなったあとに回復しつつあるようだという事をおっしゃってましたけど
島田;僕なんかからするとどうもやっぱりそこは衰退っていうか。ただ宗教が衰えてくるってところと精神疾患の軽症化っていうのは並行した現症で。逆に言うと宗教の起源を考えたときに精神疾患みたいな所が重くなる。だから日本の新宗教でも初期の時代ってだいたい神懸かりですね、大本でもそうだし、天理教でもそうだし。そういう様なことが影響しているのかなって。
重症な精神病が良いっていうことはもちろんないはずなんですけれども、宗教の起源とは無関係ではないということですよね
島田;重みみたいな。霊的なものが見えるとか、そういうものに影響を受けるっていう、そういう負担みたいなものがみんな軽くなってるんじゃないですか。たとえば先祖の霊とかはみんな、先祖の霊が祟ってるんだみたいな言い方が霊能者が大体いってたですよね。最近は先祖の霊っていうか、家の重みみたいなのがなくなったことで
存在感がなくなってるというか
島田;先祖の霊が出てくる出番がなくなってるんですかね
そういう意味では宗教が精神医学を否定するっていうのも、分かるといったらあれですけども宗教の起源と密接に関係するところだからっていう意味もあるかもしれませんね。
サイエントロジーは宗教として難しい?
島田;サイエントロジーが推し進めてる運動なんかも、中々一般の人に理解しにくいのは、精神医学のほうも進んできてるから。薬の使い方に関しても、昔に比べるとうまくなってるから。一概にそれを批判するっていうのもどうかなっていう。そういう意味での支持っていうのも得られないっていうか、あんまり運動が拡大していかない一つの原因になってるのかなっていう風に思いますね
思い精神疾患っていうのはつらいものだから、それが軽症化したらよかったっていうのが多いですからね、当たり前ですけど。
島田;あまりにもアメリカ的っていう感じもするんです。本部に行くと、本の飾り方とかなんかも
おしゃれですよね
島田;おしゃれすぎるんですよね。あんまりおしゃれすぎると、ちょっと…
宗教的重みとか、伝統みたいなものが感じられないとか。そういうことですよね
島田;そりゃもちろん。そういうとこもあるし、気軽にそういうものに接するっていうのが中々難しい。
信者数5千人で新宿のあのビル買おうと思ったら…
島田;結構かかるかな…
結構かかるかなーっていう。一人年間10万とかかかるのかな?サイエントロジーの人いたら教えて頂けたらと思いますけど、率直な意見をね、聞かせていただけたら。これちょっとね、試算なので全然あたってないかもしれませんが。
島田;日本ではそんなに沢山、問題が起こったっていうことはないかもしれないけど、アメリカでは色んな批判があるんじゃないですかね。
精神医学批判というのは一番センシティブなところですし、批判も受けて当然な所でもありますからね。
島田;それから反カルト運動に対しても敵対してるんですよね。アメリカで反カルト運動の組織っていうのを、たしかサイエントロジーが買ったことがあって
それはなぜなんですか?
島田;反カルト運動を抑えるために、それだったら反カルト運動の組織を自分たちのものにしちゃったんだよね。その後それがどうなったのか僕もちょっとわかんないですけど
なんか余計に反発うみそうですけどね、そういうことするとね
島田;でもアメリカっていうのは日本と状況が違うから、そのぐらいのことが起こってもあんまり。っていうか反カルト運動の人たちが問題を起こしてた時期っていうのがあるんですよね。だから脱プログラミングとかいって多額の金をとったりとか。色んな問題が生じていた時期もあるから。
反カルトカルトみたいなね
島田;そうですね。やれって言われたことありますよ。反カルト運動の組織を島田さんやりなさいみたいな
入会金とって…
島田;いやいやいや、そんなこと言われました、サイエントロジーの人。私はやらないですけど。そんなもんもありました
サイエントロジーは結局どうなのか
じゃぁえらてんポイント最後やります。えらてんぽいんと星5中2.5ということで。あんまり特徴らしい特徴が見いだせないみたいな。自己啓発セミナーみたいな感じで、精神医学反対っていうのも宗教団体としては分からなくはないけど、直接的に人間の健康を害する可能性がありますから。例えば反ワクチンとかにしても、同じですけど。
島田;内幕を暴露するような人があんまりまだいないってことがありますよね。お金がかかるってことも関係していて、それだけのお金をかけて潜り込むって人がいないのかもしれないんですよ。是非ベストセラーズでお金を出して、誰かをサイエントロジーに送っていただくといいかもしれないですね
組織的に大きくならないとそれだけのコストを払って暴露する意味みたいなのもあまりないみたいなところありますもんね。
島田;もうちょっと社会的に問題にならないとそういうことにはならないかもしれないですね。
いかがだったでしょうか、サイエントロジーの方ぜひ出演していただくとすごい歓迎なんでですね、LINEで電話しながらとか、そういった形になるかなとはおもいますけれどもツイッターのDMからいただければと思います。返信返せない場合があると思うんですけれども、結構な数のDMが来るので出たいです!だけ送られても「誰?」みたいになってしまうことがあるので、こういう者ですけどみたいな感じんい送っていただければサイエントロジーに限らずともご紹介したいと思います
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